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2003-03-31 ArtNo.30888
◆鉄鋼会社、4月1日に値下げ準備
【ムンバイ】昨年4月に始まった鉄鋼製品の値上がり基調はとうとう終息の時を迎えたようで、インドの鉄鋼各社は、4月1日からトン当たり500ルピー(US$10)前後の値下を準備している。
エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが3月28日報じたところによると、これは中国における滞貨からベース・グレードの熱間圧延コイル(HRC)のトン当たり国際価格が、370米ドルから340米ドルに値下がりしたのに伴うもので、インドにおけるHR製品のトン当たり平均価格も1万8500~1万9000ルピーに、500-700ルピー値下がりする見通しだ。
インド最大のHRC輸出業者Essar Steelのオフィシャルによると、中国における需要が2002年12月以来急増、大部分のインド鉄鋼会社が他の市場を犠牲にして、その製品を専ら中国に輸出して来た。その結果中国の港湾に滞貨現象が生じた。中国は割当方式により鉄鋼を輸入しているため、各社は次の割当が発表されるのを待っている。既存の割当は5月23日に満期を迎えると言う。
Ispat Industries幹部は、「中国における過剰供給はインドの国内価格にも影響を及ぼすが、値下がりは一時的なもので、中国における需要は5月以降に復調する」と見通した。
Essar Steel筋によると、HRCの付加価値製品、例えばコットン・スチールやAPIグレード・スチールの価格は安定しているが、亜鉛メッキ鋼やその他の品目の価格は軟化している。
インド最大の亜鉛メッキ鋼輸出業者Jindal Iron and Steelの幹部は、「6月まで同社の製品は予約済みで、亜鉛メッキ製品価格に見直しを加える考えはない」とする一方、「しかし第2四半期の契約はまだ結んでいない」と付言した。
一方、米国のイラク戦争を支持して来た日本が、鉄鋼製品に対する保護関税撤廃を米国に迫っており、これに伴い国際鉄鋼市況が改善する可能性が予想される。
また韓国のPoscoは第2四半期からアジア市場向けコイルとプレートの価格を引き上げる方針を、日本、中国、東南アジアのバイヤーに通知しており、関係交渉は2週間以内に妥結する可能性があると言う。
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