【バンガロール】カルナタカ州に設けられたSoftware Technology Parks of India (STPI)Bangaloreの情報技術(IT)輸出は1万3754クロー(US$28.44億)と、前年の1万745クローに比べ28％の成長を見た。
ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレスが4月24日、ＳＴＰＩバンガロールの発表を引用し伝えたところによると、昨年のソフトウェア輸出は1万2350クロー(US$23.54億)と、前年の9903クローに比べ25％成長した。
バンガロール拠点のＩＴ対応サービス(ITES)／ＢＰＯ(business process outsourcing)企業約69社の2002－03年の輸出売上げは988クロー(US$2.043億)と、前年の28社による264クローの売上げを275％上回った。これらの企業はバンガロールのＩＴ輸出に約8％貢献、約1万8000人の雇用機会を創出、昨年を通じて512クロー(US$1.059億)を投資した。同投資額は、前年の414クローを23％上回った。STPIバンガロールは、昨年を通じてＢＰＯ／ＩＴＥＳ企業41社の入居を認めた。
昨年のハードウェア輸出は1403.85クロー(US$2.903億)と、前年の838.09クローを68％上回った。
STPIバンガロールのBV Naidu理事によると、昨年のＩＴ輸出成長率は前年実績の33％及び、目標として40％の成長率を下回った。国際経済面の圧力と料率に対する圧力が輸出成長の鈍化を招き、ＳＴＰＩバンガロールの国内ＩＴ輸出全体に対する貢献率も前年の33％から29％に下降したものと見られる。ちなみにソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Service Companies)はまだ年間ＩＴ輸出総額を発表していない。
インド全体の昨年のソフトウェア輸出は4万7500クロー(US$98.22億)と、前年の3万6500クローを26％上回った。バンガロール以外のカルナタカ州内の都市については、Mysore拠点の26社の売上げが65クロー、Mangalore拠点の15社の売上げ330クローを記録した。
昨年はソフトウェア企業116(110)社がＳＴＰＩバンガロールに新規入居、このうち外資系企業が79社(66)を占めた。これにより入居企業総数は1154社に達した。外資系企業の投資額は前年の892クローから1025クロー(US$2.12億)に拡大した。地元企業の投資額は523クロー(US$1.08億)と、前年の283クローを85％上回った。ハードウェア企業の新規入居も4社を数えた。
今会計年度のソフトウェア輸出は25％以上の成長が見込め、ＩＴＥＳ企業の貢献は15％前後と見られる。