SEAnews 2003-05-12 ArtNo.31142

【ニューデリー】肥料製造協同組合大手Indian Farmers Fertilisers Cooperative(Iffco)が、Godavari Fertiliser and Chemicals (GFCL)の州政府持分買い取りを拒んだため、アンドラプラデシュ州政府は10日、GFCLの25.9％の持分の入札を募集した。
エコノミック・タイムズが5月9日報じたところによると、既にチュニジアや南アフリカの肥料会社が関心を示しているが、Murugappaグループ傘下のCoromandel Fertilisers Limited(CFL)も強い関心を表明している。ＣＦＬは既にGFCLの15％弱のシェアを占めており、仮に同社が落札すれば、支配権益を握ることになる。
入札申請の受付は6週間以内に閉め切られ、入札プロセスは3ヶ月以内に完了するものと見られる。
アンドラプラデシュ州政府の専門委員会はIFFCOが買い取りを拒んだため、先週初の会議で入札を募集する方針を決めた。IFFCOに対しては2001年に既にシェア買い取りの意向が打診されていた。
目下のところGFCLにはアンドラプラデシュ州州政府が25.9％、IFFCOが24.9％、ＣＦＬが15％弱を出資、残りは一般投資家が握っている。