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1995-09-12 ArtNo.3121
◆<馬>プラヨゴ氏のキャッシュ買収にガファール前副首相も加勢
【ジャカルタ】インドネシアの木材王、プラヨゴ・パングストゥ氏のコンストラクション・アンド・サプライズ・ハウス(CASH)逆買収計画は、結局マレーシア証券委員会により棄却されたが、プラヨゴ氏はガファール前副首相の協力を得て再申請を試みるようだ。
東南アジアの国境を越えた木材事業提携として注目されたプラヨゴ/キャッシュ連合は昨年6月マハティール首相の臨席の下に契約調印された。プラヨゴ氏の2億8000万米ドルの森林事業権益およびプラヨゴ一族が握るバリト・パシフィック・ティンバー社の7億2000万米ドルに相当する30%の権益を、キャッシュに注入する計画はスハルト政権の支持も得ていた。これによりマレーシア中央政界に強いコネを持つ東マレーシアのビジネスマン、ジョーゼフ・アンブロー・リー氏に率いられるキャッシュはプラヨゴ氏の木材権益をクアラルンプル証取(KLSE)に上場させる機関車の役割を務めるはずだった。マレーシア証券委員会が何故同計画を棄却したかは明らかでないが、銀行界筋は、マレーシア当局の監督圏外の外国資産の注入を通じて外国人が上場企業の50%以上の権益を手に入れることに懸念が生じたものと予想している。消息筋によるとガファール前副首相は先月ジャカルタを訪れ、関係問題を協議するとともに、スハルト大統領とも会談したとされる。プラヨゴ/ガファール両氏の提携の背景は不明だが、アナリストらはガファール前副首相の参加を得ることによりプラヨゴ氏はそのロビー活動を強化できるものと見ている。(BT:9/11)
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