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2003-07-14 ArtNo.31557
◆繊維大手が大挙衣料品製造ビジネスに進出
【ニューデリー】衣料品の製造に対する小規模産業(SSI:Small-Scale Industries)指定が解除されたことから、Raymond、Vardhman、Zodiac、Madura Garments、Gokuldas、GTN等の指導的繊維会社が同部門への進出を図っている。
エコノミック・タイムズが7月10日伝えたところによると、年商1500クロー(US$3.2億)のRaymondの衣料品ビジネスは現在250クロー(US$5332万)に上るが、インド南部に新たにメンズウェア製造施設を設ける準備を進めている。VK Bhartia社長によると、当初投資額は40~50クロー(US$853万-1066万)と見積もられる。しかし具体的な工場の建設地はまだ決めていない。
目下16万4286紡錘を有するGTNのBK Patodia重役(MD)は、インド南部の繊維産業ハブ、タミールナド州Tirupur付近にスティッチング/ニッティング/プロセッシングを手がける新ユニットを設ける構想を明らかにした。ケララ州のAluva及びPalakkad、アンドラプラデシュ州のHyderabadに、それぞれ繊維工場を設けている同社は、既に小規模な衣料品の製造を手がけている。
業界筋によると、ポリエステル・ヤーンの指導的メーカー、Banswara Syntheticsも衣料品事業に本腰で取り組む構えだ。
デリー拠点企業NiriyatSamのスーツ製造部門を最近買収したZodiac Clothingは、韓国Samsungの技術支援も得た同ユニットをカルナタカ州Bangaloreに移転した上で、規模を拡張する方針だ。
パンジャブ州Ludhiana県拠点のVardhman Groupやグジャラート州Ahmedabad 拠点のArvind Mills Limited(AML)、やはりアーマダバード・ベースのAshimaグループ等も国内と海外双方の衣料品ビジネス開拓を目指している。
上記の各社は何れも繊維部門における強力なプレゼンスとブランドを保持しているが、その他無数の中規模紡績・職布業者も衣料品ビジネスを梃子に海外市場に進出することを計画している。南部拠点のLoyal Textile Mills、ShriGomathy Spinning Mills、Renuka Mills、Superb Spinning Mills等は何れも衣料品ビジネス進出計画を既に立案している。例えば年商200クロー(US$4266万)、輸出売上げ40クロー(US$853万)のLoyal Millsは、タミールナド州 Chidambaranar県Kovilpattiの工場に 自動裁断・プロファイル・スティチング・マシーンを導入、衣料製造能力を25万着から50万着に拡大する。同社のM Ramaswami会長は「我々は輸出志向ユニットではないが、製品を100%輸出している」と語った。
これまで衣料品の多くを小規模産業からアウトソーシングして来た繊維メジャーは、衣料品部門の小規模産業指定が解除され、繊維・衣料産業のバリュー・チェーンに連続的に消費税が課されることになったことからコスト面の不利に悩まされることなく、衣料品ビジネスを手がけることが可能になった。小規模産業指定にも関わらずインドの衣料品輸出は年間60億米ドルに達していたが、輸入割当規制も解除されることから、輸出売上げは今後さらに数倍に拡大するものと予想される。
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