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2003-07-16 ArtNo.31567
◆日清食品、ヌードル以外の領域の開拓に注力
【ニューデリー】過去10年にわたりインスタント・ヌードル市場におけるプレゼンスの拡大に全力を傾注して来たIndo Nissin Foods Ltdは、今や中核とするヌードル・ビジネス以外の領域の開拓を目指している。
インディアン・エクスプレスが7月14日報じたところによると、インド日清のセールス&マーケッティング・マネージャー、Ashok Sinha氏は同紙に以上の消息を語った。それによると、新製品は、冷凍麺、デザート、ヨーグルト、スープ、シリアルと言った国際市場向け製品ポートフォリオには含まれておらず、インド人の食卓によりマッチしたインスタント食品になる見通しだ。新製品は市場調査の結果に基づき顧客のニーズに照らして決定される。
また目先の変わったある種のヌードルをタイや欧州から輸入し、6ヶ月間試験販売することも計画している。広告費は昨年の5クロー(US$109万)から今年は2倍以上の12クロー(US$261万)に拡大される。
インド日清の新戦略の目的はボリューム販売の落ち込みを再び拡大に転じさせることにある。「もし我々がボリュームを拡大しようと思うなら、従来の製品以外の領域を開拓する他ない」とSinha氏は語る。インド市場に進出して11年になるが、同社製トップ・ラーメンのシェアは19%に過ぎず、ネッスルのマギーが80%以上、ネパールのWai WaiとRum Pumブランドが別に1%ほどのシェアを占めている。
インド日清の最大の挑戦は流通網にある。インド日清の小売り網は、Marico Industriesとの提携に関わらず、15万店にとどまり、マギーの50万店との差は依然として大きい。インド日清は南部及び東部におけるシェアを2年内に現在の20%から50%に拡大することを目指している。同社は最近投入したカップ・ヌードルの第2ブランドが新たなヌードル消費層を創出、ボリューム販売に寄与するものと期待している。熱湯で調理する80グラム、20ルピーのプレミアム・カップ・ヌードルは、ある種のコンセプト・ブランドと言え、ターゲットは16~35歳の頻繁に移動する青年層。試験販売の成果は良好と言う。
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