SEAnews 2003-08-22 ArtNo.31811

【バンガロール】カルナタカ州Bangalore拠点のTarang Software Technologies(TST)は、Hewlett Packardと手を組み、NTT DoCoMoと口座統合照会サービス(AAS:account aggregation service)契約を結んだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月20日、ＴＳＴのステートメントを引用し報じたところによると、NTT DoCoMoは“DoCommerce”と命名されたＴＳＴの口座統合照会サービスの日本における最初の顧客になった。ＴＳＴは同契約の下、モバイル支払いやワイヤレス口座統合照会サービスを提供する。これによりNTT DoCoMo顧客は、1つのパスワードを入力するだけで銀行やクレジット・カード会社に設けた様々な口座の残高を1つのスクリーン上で同時に閲覧できる。このためそれぞれの口座に別個にアクセスし、残高をチェックする時間と労力が省ける。
これまでにクレジット・カード会社3社を含む金融機関18社がDoCommerce Aggregationサービスに参加しており、2Ｇ／3Ｇ SSL互換携帯電話端末のユーザーは、モバイル・ショッピングを楽しんだ後、VISAもしくはJCBカードによる支払いができる。目下のところ、3モール、10ブティックを含むバーチャル・ショップ10店で、アクセサリー、香水、ヘルスケア・グッズ等を購入できる。
I-modeサービスは既に世界的成功を収めているが、DoCommerceサービスが加わったことにより、I-modeは一層ポピュラーなものになり、より大きな成功を実現できるはずと言う。