SEAnews 2003-08-25 ArtNo.31815

【ニューデリー】中核インフラ産業6業種の2003年7月の成長率は、電力／原油／石炭／セメント4業種の不振に祟られ2.6％と、昨年同月の10.2％とは対照的な低調な伸びにとどまった。今年4月以来の各月の伸び率は4月3.9％、5月4.0％、6月4.7％と上昇基調を辿っていたが、7月は今年初以来の最低となった。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズ、ザ・ヒンドゥーが8月23日、商工省の発表を引用し報じたところによると、7月の電力生産の伸びは－1.9％(6.0%)、原油は0.4％(8.6%)、石炭は2.7％(12.6%)、セメントは3.4％(23.4%)、鉄鋼完成品は7.7％(14.4%)と、何れも昨年同期の数字(括弧内、以下同様)に比べ顕著な鈍化を見た。石油精製部門だけは7.5％(5.4%)と、昨年同期の伸びを上回った。
今年初4ヶ月(2003/4-7)のインフラ産業の成長率は3.6％(7.2%)と昨年同期に比べ顕著に減速した。部門別伸び率も、原油1.5％(7.6%)、石油精製2.1％(6.1%)、電力2.7％(4.2%)、石炭3.4％(8.0%)、セメント4.5％(11.5%)、鉄鋼完成品7.6％(10.5%)と、6業種全てが昨年同期の伸び率を下回った。