SEAnews 2003-08-27 ArtNo.31830

【ニューデリー】インド政府は、Delhiにおける限定受信方式(CAS:conditional access system)の導入を州議会選挙終了後まで延期する方針を決めた。しかし他の3メトロ、即ちマハラシュトラ州Mumbai、タミールナド州Chennai、西ベンガル州Kolkataにおける移行はスケジュール通り実行される。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレスが8月26日報じたところによると、以上の方針はAtal Bihari Vajpayee首相が25日主宰したハイレベル会議の席で決まった。約30分間の会議にはL.K. Advani副首相、Jaswant Singh蔵相、Arun Jaitley法相、Ravi Shankar Prasad情報・放送相、インド人民党(BJP:Bharatiya Janata Party)デリー支部のリーダー、Madan Lal Khurana／V.K. Malhotra両氏らが出席した。
会議後記者会見したPrasad情報・放送相は、「消費者に恩恵をもたらすＣＡＳを、錯綜・対立する政治的利害や選挙の駆け引きの手段に供する必要はなく、ＣＡＳが政治的敵意の的にされる理由もない。このため選挙後に導入する方針を決めた」と語った。