NNNNNNNNNNNNNNNN
SEAnews SEA Research, BLK 758 Yishun Street 72 #09-444 Singapore 760758
India Front Line Report
SEAnews Issue:monthly
tel:65-87221054
NNNNNNNNNNNNNNN
2003-09-01 ArtNo.31862
◆鉄鋼一次メーカーに亀裂、値上げ延期?
【コルカタ】拘束力のない非公式な合意の下に、価格の設定や市場政策の面で共同歩調をとって来た鉄鋼一次生産者の間に亀裂が生じ、足並みの乱れを見せている。
エコノミック・タイムズが8月29日伝えたところによると、一次鉄鋼メーカー4社-国営Steel Authority of India (SAIL)/Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)/Vizag Steel Plant (VSP)/Indian Iron & Steel Company-は少なくとも月に1回は会合し、価格設定に関して意見を交換して来たが、今では他社の値下げや高値を互に非難し合い、意見の調整が困難になっている。各社の価格戦略の相違もさることながら、顧客の厳しい抵抗に直面しているもようで今日(9/1)予定されている値上げも延期される可能性が予想されている。観測筋は、値上げされたにしても鋼板はトン当たり500ルピー、条鋼は同200-300ルピーの名目的レベルにとどまると見ている。
SAILはバーチャル・スポット価格メカニズムに倣って1週間、2週間、1ヶ月ベースで見直しを加えているが、姉妹会社のVSPは1ヶ月ごとの固定方式を維持している。SAILはVSPが月半ばの見直しを行わないのは、アンダー・カットと非難しているが、VSPは、SAILがディーラーにクレジット・ノートを発行し、値上げを補填している行為こそアンダー・カットであり、頻繁な値上げは無意味と、鉄鋼省に訴えている。
これに対してTiscoは3ヶ月から1年の長期契約にシフトしつつあるが、市場取引においては月ごとに価格に見直しを加え、実際上デイリー・ベースの価格調整も可能な柔軟性を保っている。SAILのクレジット・ノートは、こうした民間部門ライバルの柔軟性に対抗するための市場手段の一つと言える。
過去数週間、国内市場ではペンシル・インゴッドやビレット等の条鋼製品がディスカウントされている反面、鉄筋(rebar)等のプライム製品はトン当たり2万1000~2万2000ルピーの天井価格をマークした。またロンドン拠点CRU Monitorのレポートによると、アジア市場の価格は安定しているものの、米国と欧州市場における鋼板価格はトン当たり20米ドルほど値下がりしている。
[Your Comments / Unsubscribe]/[您的意见/退订]/[ご意見/配信停止]
Please do not directly reply to the e-mail address which is used for delivering the newsletter.
请别用递送新闻的邮件地址而直接回信。
メールをお届けした送信専用アドレスには返信しないで下さい。
SEAnews 掲載記事の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2003 SEAnews® All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.