SEAnews 2003-09-01 ArtNo.31870

【コルカタ】西ベンガル州政府は向こう2、3年間に食品加工産業投資1万5400クロー(US$33.58億)を誘致することを目指している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月29日伝えたところによると、バーラット商業会議所(BCC:Bharat Chamber of Commerce)主催のセミナーの席上、西ベンガル州政府食品加工理事会(Food Processing Directorate)のA.K. Mitra理事と西ベンガル工業開発公社(WBIDC:West Bengal Industrial Development Corporation)のAtri Bhattachrya重役(ED)は以上の計画を語った。それによると、食品加工、取り分け果実及び野菜加工領域への投資を誘致する努力が既に払われている。西ベンガル州には豊富な果実と野菜が存在するため、この種の農作物の加工領域には、急成長を遂げる潜在性が存在する。
多国籍企業は、大規模な食品加工施設を設け、地元の小規模業者から野菜や果実の半加工品を仕入れることに関心を表明している。地元業界は、大企業のこの種の需要に応じるため、中小規模の加工施設を設ける必要がある。
食品加工理事会は既に1000クロー(US$2.18億)の投資提案を受理しており、内約400クロー(US$8723万)のプロジェクトが実行に移されている。西ベンガル州は全国の野菜生産の24％に貢献しているにも関わらず、野菜加工施設が1つも存在しない。
インフラストラクチャーの不備が主要な阻害要因になっており、多目的冷蔵施設や生産者から消費者サイドまでをカバーするコールド・チェーンを構築することが急務と言う。
ＢＣＣのN.R. Goenka会頭は席上、異なる野菜や果実の生産地にフード・パークを設け、農民に採算性を満たす価格を保証するよう提案した。