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2003-09-24 ArtNo.32018
◆天然ガスの値上げは海綿鉄業界に打撃:信用格付け会社
【ニューデリー】閣僚グループ(GOM)は去る7月、4年ぶりに国内天然ガス価格を12%引き上げるよう提案したが、政府が同提案を承認するなら、天然ガスを主要原料としている海綿鉄業界が深刻な影響を被るものと予想される。
インディアン・エクスプレスが9月22日報じたところによると、信用格付け会社Investment Information and Credit Rating Agency (ICRA)のアナリストは同紙に以上の見通しを語った。それによると、良質な非コークス用炭と天然ガスの供給逼迫が、石炭及びガス・ベースの海綿鉄会社の前途に陰影を投じている。ガス価格の引き上げは取り分けEssar Steel、Ispat、Vikram Ispat (Grasim)3社に影響を及ぼす見通しだ。これに対してJindal Steel and PowerとTata Sponge Iron Ltdは、石炭を用いている。
今年第1四半期の海綿鉄生産は昨年同期比8.6%増の160万トンをマークした。こうした成長は鉄鋼産業の生産拡大と屑鉄の供給逼迫により牽引された。また需要の拡大を背景に、海綿鉄プレーヤーは設備拡張を計画しており、例えば、Tata Sponge Ironは約67クロー(US$1461万)を投じて年産15万トンの第3キリンを増設、そのキャパシティーを現在の24万トンから39万トンに拡張する。Monnet Ispatは2003-04年第2四半期に新設備を稼働させ、年間製造能力を現在の23万トンから30万トンに拡大する。世界最大の石炭ベースの海綿鉄製造業者に数えられるJindal Steel and Powerは550クロー(US$1.2億)を投じて、海綿鉄/電力/鉄鋼生産能力の拡張を予定している。
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