SEAnews 2003-10-06 ArtNo.32081

【ブーバネスワル】国営National Aluminium Company (Nalco)は、第1段階の拡張計画が完了していないにも関わらず、早くも4000クロー(US$8.72億)の第2次拡張計画を準備している。
ビジネス・スタンダードが10月1日報じたところによると、NalcoのC Venkataramana会長兼ＭＤは「第2次拡張計画は4ヶ月前に公共部門投資局(PIB:Public Investment Board)に提出済みで、10月末までには認可される見通しだ」と語った｡それによると、第1段階では、ボーキサイトの年産量が240万トンから480万トンに、アルミナが同80万トンから157万5000トンに拡張され、第2次計画ではボーキサイトの年間生産能力がさらに630万トンに、アルミナが同210万トンに、アルミニウムが同46万トンに、発電能力が同1200ＭＷ(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)に、それぞれ拡張される。
同計画は既に鉱業省、大蔵省、計画委員会(programme implementation and planning commission)により検討されており、ＰＩＢの認可が得られたなら、経済問題担当閣僚委員会の審査に付される。閣僚委員会の承認も今会計年度末までに下りるもの見られる。当局の認可が得られれば、プロジェクトは4年内に完成する。Nalcoは同プロジェクトのために、資本の拡大や借り入れは考えていない。4000クローの内、3000~3500クローは内部剰余金で賄うと言う。
一方、Nalco取締役会は、民営化計画の見通しが不透明になったにも関わらず、2002－03年度に60％の配当を行うことを承認した｡これは前年度の40％配当を上回る。Nalcoの644.31クローの払込資本からすれば、配当額は386.59クロー(US$8430万)になる。Nalcoはまた49.53クロー(US$1080万)の配当税を政府に支払うことになる。