SEAnews 2003-10-17 ArtNo.32146

【ニューデリー】今年9月の乗用車販売台数は5万6764台と、昨年同月の5万292台に比べ12.8％の伸びを見たものの、過去数ヶ月の20~30％の成長から顕著に鈍化した。マーケット・リーダーMaruti Udyog Ltd(MUL)の販売が主要サプライヤーの3ヶ月にわたるストライキにより深刻な影響を受けたことが、乗用車市場全体の成長を鈍らせた。
エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルド、ヒンドゥー･ビジネス･ラインが10月14／15日、インド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automobile Manufacturers)のデータを引用し伝えたところによると、今年初6ヶ月(2003/4-9)の乗用車販売は31万9000台と、昨年同期の25万8000台に比べ23.7％の伸びを見た。2003年度予算における消費税率の引き下げと自動車ローン金利の下降が、年初以来6ヶ月の乗用車販売の持続的成長の一因と見られる。
ＭＵＬの9月の販売台数は昨年同月比4.39％増の2万7023台、Hyundai Motor Indiaは同9％増の1万950台、Tata Motorsは同39％増の1万8台、Ford Motorは同33.7％増の2030台、General Motorsは同165.1％増の1991台、DaimlerChryslerは同108.1％増の204台をマークした。
しかしHindustan Motorsの9月の販売台数は昨年同月比35.6％減の1238台、Fiatは同23.2％減の1153台にとどまった。
この他、Toyota Kirloskar MotorはCorollaとCamry合計926台を、Skoda AutoはOctavia sedan407台を、それぞれ販売した。