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2003-10-17 ArtNo.32151
◆エアコン業界、タイとの自由貿易協定を概して歓迎
【ニューデリー】エアコン業界は、一部に不満が存在するものの、概してタイとの自由貿易協定を歓迎している。
インディアン・エクスプレスが10月14日報じたところによると、LG Electronicsは、価格面で極めて不利な競争を強いられるとして不満を表明している。しかしWhirlpool、Fedders International、Daikin Shriram等は、これにより製品価格を引き下げることもできると歓迎しており、一部のものは、コンプレッサー等のコンポーネントをタイから輸入する可能性を検討している。
業界観測筋によると、エアコン産業に関してはタイの直接/間接税率はインドの30%台を遙かに下回る。インドでは例えば消費税の有効税率は15.6%、販売税の平均税率は15%にのぼる。
LG Electronics のエアコン業務担当主任Salil Kapoor氏は、「現状のまま門戸を開放するなら、中国等の低価格製品がインド市場に流入することになる。インド政府は国内産業に対する税を同時に免除する必要がある」と指摘した。
しかし同じ韓国系企業のSamsung Indiaは冷静に受け止めており、同社幹部は、「これによりタイで開発した新製品をインド市場でテストするのが容易になる」と語った。
Whirlpool IndiaのRaj Jain重役(MD)はタイとの自由貿易協定は吉報とコメントした。同氏によると、Whirlpoolはインドで生産した冷蔵庫と洗濯機をタイに輸出しており、今後同輸出を拡張することができると言う。
地元パートナーVoltasと対等出資の合弁会社を経営するFedders InternationalのArvind Mayar重役は、「これによりインド・エアコン産業のアジア市場開拓に弾みがつく」と語った。
Daikin ShriramのPK Mahindra取締役は「多国籍企業に支配され、国際化の波が打ち寄せるインド・エアコン市場にとって、タイとの自由貿易協定締結は、さしたる変化をもたらさない。価格については、どの程度関税が引き下げられ、そのことがどのように国内産業に影響するかにかかっている」とコメントした。
地元のFedders Lloyd Corp (FLC)のR Krishnan重役(CEO)は「免税にしろ減税にしろ、程度の如何を問わず、製品価格を下降させ、エアコン市場の拡大に寄与する」と述べ、コンポーネントの中でも値が嵩むコンプレッサーをタイから輸入する可能性を示唆した。
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