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2003-11-07 ArtNo.32268
◆輸出業者、中央銀行の中期信用通貨政策に落胆
【ニューデリー】インドの商工団体は一般に中央銀行Reserve Bank of India(RBI)のY.V. Reddy総裁がこのほど発表した中期信用通貨政策を歓迎しているが、輸出業者は、同業界が直面する問題に対する解決策が何ら示されていないと落胆している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとザ・ヒンドゥーが11月4日伝えたところによると、インド輸出組織連盟(FIEO:Federation of Indian Export Organisations)のRafeeque Ahmed会頭は、「中央銀行は、窮状を打開する何らかの政府措置を待ち望んでいる輸出業界にポジティブなシグナルを送る機会を放棄した」とのステートメントを発表した。それによると、中期信用通貨政策には、外国為替管理面における複数の措置が盛り込まれるものと期待されていたが、この点に関しては如何なる措置も発表されなかった。FIEOは、ルピーの対米ドル相場上昇により喪失した輸出競争力を補強する複数の措置を提案した。これらの措置には、地元銀行による米ドル建て融資が含まれていた。こうした融資には、中央銀行の規則に従いロンドン銀行間出し手金利(Libor)上乗せ0.75%ポイントの金利を適応できる。FIEOはこの種融資のための米ドル資金を中央銀行が地元銀行に提供するよう求めるとともに、輸出業者の外貨需要に優先的に応じるよう中央銀行が地元銀行に指示するよう訴えていたと言う。
一方、インド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)は、ソフト金利政策に加え、顧客サービスや融資配分の改善を重視する中央銀行の施策を歓迎するとともに、成長を加速する狙いから一層金利を引き下げるよう提案した。
インド商工会議所協会(Assocham:Associated Chambers of Commerce and Industry of India)のR. K. Somany会頭は、中央銀行の中期信用通貨政策は経済の復調を一層促進すると賞賛している。
しかしインド商工会議所(ICCI:Indian Chamber of Commerce and Industry)とPHD商工会議所(PHDCCI:Punjab, Haryana and Delhi chambers of commerce and industry)は、一層の金利引き下げが発表されなかったことに、落胆の意を表明した。
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