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1995-09-20 ArtNo.3227
◆<馬>PNB、ライオン社権益を首相子息経営の企業に売却
【クアラルンプル】マレーシア政府傘下の投資会社プルモダラン・ナシオナルBhd(PNB)はライオン・コープの25.8%の権益(3121.4万株)をミルザン・マハティール氏に率いられるプリンカット・プルスタシ(M)Sdn Bhd(PPMSB)に売却した。
PPMSBが18日、クアラルンプル証取に報告したところによれば、同社は8月29日にPNBから当該権益を買収、9月8日付けでライオン・コープに通知した。PPMSBは3121万4000株をPNBから買収、同時に公開市場で別に10万株を買い足した。同報告は買収価格等の詳細には触れていない。
またPPMSBが去る5月13日に明らかにしたところでは、1991年に創設されたこの貿易会社の払込資本は500万Mドルで、首相の子息ミルザン・マハティール氏が249万9000株、Baseview(M)Sdn Bhdが250万株、サアディアン・オスマン氏とアジザ・イブラヒム氏が各1株をそれぞれ所有、取締役にはミルザン氏の他、弟のムクリズ氏も名を連ねている。PPMSBはペナン港の構内コンテナー輸送会社のコンソーシアム・プルカパランSdn Bhdの51%権益や、インランド・カーゴ・クリアランス・デポを経営するノース・ターミナルSdn Bhdを所有している。
ウィリアム・チェン氏が61%の権益を握るライオン・コープは傘下にアムスチールBhdやライオン・ランドBhd等を擁する持ち株会社。ブミプトラの経済権益拡大の機関車を務めるPNBは過去数年ライオン・コープの権益を所有していたが、アナリストは両社のコーポレート・カルチャーの相違から今回のPNBの権益売却は当然の成りゆきと見る一方、企業精神を解するPPMSBをパートナーとすることにより、チェン氏はより大胆にライオン・コープを経営できると見ている。(BT:9/19)
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