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2003-12-10 ArtNo.32487
◆チェンナイ港、鉄鉱石輸送船に1月末まで寄港見合わせ要請
【チェンナイ】チェンナイ港湾当局(CPT:Chennai Port Trust)は鉄鉱石輸出業者に2004年1月末まで如何なる船舶も寄港させぬよう通知した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月6日伝えたところによると、これは鉄鉱石輸送船により港内が混雑し、停泊位置を確保するのに数日を要するため。CPT筋によると、指示に従わぬ鉄鉱石輸送船の入港は認めぬ方針だ。12月2日現在、鉄鉱石運搬船11隻が港内の停泊位置の割当を待っており、別に4隻が10日以内に寄港することになっている。過去数ヶ月の鉄鉱石輸送の急増は中国が購買に拍車をかけているためで、こうした混雑は45日以内に解消するものと見られる。チェンナイ港には鉄鉱石の機械処理施設がたった1つ存在するのみで、同施設により、全ての鉄鉱石運搬船の需要に応じている。このため一隻の荷役処理に2、3日を要する。CPTの指示により、鉄鉱石輸送業者はアンドラプラデシュ州Visakhapatnam港を含む付近の港湾に寄港地を転換するものと見られる。
現在、Metals and Minerals Trading Corporation Ltd(MMTC)/National Mineral Development Corporation(NMDC)/Mysore Sales Pvt. Ltd(MSPL)/Sesa Goa/ Tungabadhra Minerals/Hothur Traders/Bellary Iron Ore等の鉄鉱石輸出業者がチェンナイ港を利用している。
またCPTはここ数日様々な方面から鉄鉱石粉塵汚染に関する苦情を受けている。このため鉄鉱石輸出業者に洗浄/選鉱済みのダスト・フリー鉱石のみを搬入し、港湾を汚染せぬよう求めている。最近訪れたタミールナド汚染防止局(Tamil Nadu Pollution Control Board)オフィシャルもCPTに対し、鉱石の粉塵投棄を停止させるよう求めたと言う。
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