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2004-01-26 ArtNo.32691
◆インドのサラリー・ホット・スポット
【ニューデリー】マハラシュトラ州の州都Mumbaiで勤務する者は、全国平均を11.8%上回る給与を享受しているのに対し、首都Delhiで働く者は全国平均を7.8%下回る給与に甘んじている。換言すれば両都市の間には18%の給与差が存在する。
エコノミック・タイムズが1月21日、salaryexpert.comのデータを引用し報じたところによると、西ベンガル州の州都Kolkataは、ムンバイの給与水準を1.8%下回るに過ぎず、国内第2の高水準をマークしたが、カルナタカ州の州都Bangaloreの給与は情報技術(IT)都市の名声とは裏腹に全国の都市の平均給与を12.5%下回り、アンドラプラデシュ州のHyderabadもまた同平均を10.7%下回る。タミールナド州の州都Chennaiは、これら両市よりさらに悲観的で、ほぼ全国平均(農村部を含む?)に等しい。
例えば営業主任(COO)の全国平均給与は501万9000ルピー、ムンバイは561万ルピー、コンピューター・プログラマー主任の全国平均給与は110万4000ルピー、ムンバイは123万4000ルピー、バンガロールは96万6000ルピー、コピーライターのそれはムンバイは93万3000ルピー、デリーは77万ルピーとなっている。
とは言え、以上の数字は平均値であって、ハイデラバードの給与は如何なるポストも、ムンバイを下回ると言う訳ではない。
また各都市の生活費の相違を配慮するなら、ムンバイの生活コストは全国の都市部の平均を12%上回り、全国平均を11.8%上回る給与水準を相殺してしまう。全国の都市の生活コストを配慮した給与の中央値を100とすれば、ムンバイは99.67、以下コルカタ91.52、ハイデラバード91.11、デリー89.88と続く。以上の数字から明らかなことは、生活費も配慮した個々の都市の実質賃金は、全国何れの都市もさしたる相違はないと言うこと。
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