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2004-01-30 ArtNo.32728
◆SAIL、リース権更新不能でChiria鉱山拡張計画も停頓
【ジャムシェドプル】ジャールカンド州政府が鉱業リース権の更新を認めないことから、Steel Authority of India Limited (SAIL)の1600クロー(US$3.5億)Chiria鉱山拡張計画が停頓している。
ビジネス・スタンダードが1月26日報じたところによると、国内と海外における鉄鉱石需要が急増する中でSAILは子会社Indian Iron and Steel Company (Iisco)傘下のChiria鉱山を拡張、アップグレードする方針を決め、SAILのV C Jain会長とIISCOのB K Pani会長は、このほどジャールカンド州政府のArjun Munda首席大臣と関係問題を協議した。
ジャールカンド州政府鉱業部は、IISCOとSAILが鉱業規則に違反しているとし、Chiria鉱山に属するSukhil/Dhobil/Ajita3鉱区のリース権更新を渋っている。IISCO筋によると、その実これら鉱区のリース権の更新は1979年以来ペンディングされている。ジャールカンド州工業部のI D Swamy主任は、「目下、IISCOの規則違反に対する措置を検討しており、SAILから提出された拡張計画を無視しているだけでなく、リース権をキャンセルすることも辞さない」と語った。
IiscoはSaranda森林地帯に位置する鉱山を過去80年にわたり経営して来たが、SAILは、Chiria鉱山に属するSukhil/Dhobil/Ajita/Maclelon/Tatiburu/Ankuaの6地区の内、TatiburuとAnquaのリース権放棄も検討している。またMaclelon鉱区のリース権は2005年に期限が切れる。
SAILはジャールカンド州Kiriburu/Meghataburu両地区における鉄鉱山拡張計画の青写真作成をIndian Bureau of Mines (IBM)に委ねた。Kiriburu/Meghataburu両鉱山はBokaro Steel Plantに原料を供給しているが、拡張計画が実行されなければ、10年で資源が枯渇する。
SAILは、年間1億4000万トンの鉄鉱石生産能力を追加する計画で、IBMは6ヶ月以内に報告書を提出することになっている。報告書には鉄鉱石の質、採用する採鉱技術、拡張に要する時間、必要経費等の詳細が盛り込まれる見通しだ。
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