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2004-02-18 ArtNo.32827
◆SAIL、鉄鋼値上げ準備、他社も追随か
【ムンバイ】関税率の引き下げや特別付加税(SAD:special additional duty)の撤廃にも関わらず鉄鋼メーカーは、インプット・コストの上昇を理由に再値上げを準備しているようだ。
インディアン・エクスプレスが2月14日報じたところによると、インド鉄鋼会議所(SCI:Steel Chamber of India)筋によると先鞭をつけるのは政府系Steel Authority of India Ltd(SAIL)と見られ、同社は今月に入って2度目のトン当たり500-1500ルピーの値上げを予定している模様だ。
マハラシュトラ州Mumbaiを拠点にSAILやRashtriya Ispat Nigam Ltd (RINL)の製品を手掛けるトレーダー、Chandresh Mehta氏は、「SAILは2月15日から条鋼のベーシック価格をトン当たり500ルピー、鋼板は同1500ルピー値上げする。RINLも同時もしくは来月初に値上げするだろう」と語った。同氏によると、SAILはトレーダー向け条鋼に対するリベートもトン当たり400ルピーに引き下げていると言う。
SAILオフィシャルは「価格の見直しは月初めのみ」と述べ、以上の消息を否定したが、SCIのAshok Ghiya会頭は鉄鋼メーカーが値上げを準備している事実を確認、「2月21日に値上げされる可能性が大きい」と語った。
Ispat IndustriesのVinod Garg重役(ED)は値上げを検討していることを認めたものの、値上げの時期は明らかにしなかった。
以上の点から値上げが準備されていることは間違いなさそうで、定価引き上げとリベートの縮小を合わせると実質的値上げ幅は条鋼の場合トン当たり900-1000ルピー、鋼板は同1750-1800ルピーになるものと見られる。
トレーダーZenith Ltdの幹部は、Essar Steelは2月11日にウッタルプラデシュ州、ラジャスタン州、デリー、マドヤプラデシュ州における製品価格をトン当たり3000ルピー引き上げたと語ったが、Essarオフィシャルはこれを否定した。
またマハラシュトラ州Mumbaiでは供給不足が生じ、トレーダーらは、「多くのメーカーが鋼板のクォーティングを行わない」と苦情を訴えている。不足の原因としては、メーカーが輸出に重心をシフトしたこと、またTMTバーに関しては全国的ハイウェー建設の活発化で需要が急増したことが指摘されている。しかしIspat IndustriesのGarg重役は供給逼迫の事実を否定、「注文を受ければ誰にでも必要量を供給する」と語った。
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