【カディ】グジャラート州Ahmedabad拠点のHitachi Home and Life Solutions(India)Ltd(HHLI)は、2005年3月までに黒字転換することを目指している。
ビジネス・スタンダードが3月2日、ＨＨＬＩのAmit Doshi副社長(ﾏｰｹｯﾃｨﾝｸﾞ&ｻｰﾋﾞｽ)の言として報じたところによると、目下コスト削減に取り組んでいる同社は、向こう4年間に3段階に分けて事業を再編する。最初の2年間にボトム・ラインを黒字に転換、さらに新製品の投入と新カテゴリーの開拓、そしてブランド・ポジショニングに力を入れ、業界平均成長率を5％ポイント以上上回る成長を目指す。
事業再編計画は、既に成果を上げている。今年第2四半期の純損失は前年同期の14.04クロー(US$308万)から2.19クロー(US$48万)に縮小、2005年3月までには黒字に転換できる見通しだ｡
グジャラート州Mehsana県KadiとDadra & Nagar Haveli直轄区Silvassaに設けた工場を統合するとともに、輸出市場の需要を評価している。同社製品の価格は他社のそれを20％ほど上回るが、最先端の技術を応用、消費者のニーズにフィットした製品を提供することにより、顧客の信頼を得ている。目下、中東、アフリカ、南アジア地域協力連合(SAARC)諸国にその製品を輸出しており、今年の輸出量は昨年の3500ユニットから1万2000ユニットに拡大するものと予想される。昨年の輸出売上げは営業額の10％を占めたが、今年は20％に拡大が図られる。
Kadi工場は全世界に存在する7つのHitachi Room A-C工場の1つで、インドにおけるマザー・プラントの役割を担う。Jammu工場とヒマチャルプラデシュ州Parwanooの新工場はライセンス・ベースの業務を手がける。ＨＨＬＩは年間17万ユニット以上のエアコン製造能力を有し、全国に13支店とセールス／ディストリビューション／サービス網を展開していると言う。