|
2004-03-08 ArtNo.32948
◆アルミニウム価格、トン当たり３０００ルピー・アップ
【ムンバイ】地元の主要アルミ・メーカー、National Aluminium Co(Nalco)／Bharat Aluminium Co(Balco)／Hindalco Industries Ltd(HIL)は、3月1日よりアルミニウム価格をトン当たり3000ルピー引き上げた｡
ビジネス・スタンダードが3月6日報じたところによると、ＥＣ(electrical conductivity:導電率)グレードのアルミ線材(wire rods)のトン当たり価格は10万8000ルピーにアップ、アルミニウム地金(aluminium ingots)もほぼトン当たり3000ルピー値上げされた｡純度99.5％のコマーシャル・グレード・ベース・アルミニウム・メタルの価格はトン当たり2000ルピーほど引き上げられた｡
業界筋によると、インドのアルミニウム国内価格はロンドン金属取引所(LME)の値動きに連動しており、後者は先月顕著な値上がりを見た｡ＬＭＥにおけるスポット価格は過去数日、トン当たり1650－1700米ドルで推移しているが、2月には1750米ドルに達していた｡中国方面の強い需要に支えられ、アルミナの国際価格は上昇しており、アルミニウムの価格も過去数週間ピークに達している｡アルミニウムの用途が拡大する中で、国内におけるアルミニウム需要も拡大している。
こうした中でBalcoとNalcoは設備能力の拡張を図っており、Hindalcoは拡張計画の完成段階にある。観測筋はアルミニウム価格が向こう数週間も強含みに推移すると見ている｡
|