NNNNNNNNNNNNNNNN
SEAnews SEA Research, BLK 758 Yishun Street 72 #09-444 Singapore 760758
India Front Line Report
SEAnews Issue:monthly
tel:65-87221054
NNNNNNNNNNNNNNN
2004-03-15 ArtNo.32993
◆SAIL傘下3総合鉄鋼プラント、コークス不足で操短
【コルカタ】国営Steel Authority of India Ltd (SAIL)傘下の4つの総合鉄鋼プラント全てがコークス用炭の深刻な不足に直面、内3プラントは10-30%の生産削減を強いられている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとインディアン・エクスプレスが3月13日消息筋の言として報じたところによると、Bokaro Steel Plantの熔銑及び下流部門製品の生産はなお通常の生産レベルを維持しているが、Bhilai Steel Plant/Durgapur Steel Plant (DSP)/Rourkela Steel Plant (RSP)の操業は影響を被っている。Bokaroプラント筋も、供給不足が持続するなら経営陣は何らかの方策を講じる必要があると語った。
DSPとRSPは、鉄鋼市況の活況に乗じ、財政再建を図っているが、コークス用炭の供給不足で、再建計画に深刻な影響を受けている。RSP筋によると、コークス用炭の在庫は枯渇し、その日暮らしの操業を続けている。輸入炭と国産炭の配合比率は50:50から35:65に調整するとともに、熔銑の月間生産量は15万トンから13万5000トンに、日産量は5万トンから4万1000トンに引き下げている。アッシュ含有率の高い国産炭の比率を高めた結果、炉がアッシュで充満する状況が生じている。加えて国産炭の鉄鉱熔解時間は長く、生産性にも影響が出ている。
DSPではコークス炉の押出率(coke oven pushing rate)を15-20%引き下げており、その結果、熔銑の平均日産量は6000トンから5000トンに下降、粗鋼の生産も下降している。石炭の在庫量は数日分の操業を維持するのがやっとで、何らかの対策が講じられないなら生産水準はさらに下降する他ない。
Bhilaiプラントは輸入石炭への依存が最も大きいため、最大の打撃を受けている。生産は既に30%カットされているが、操業を確約できるのは1日乃至2日に過ぎない。Bhilaiプラントは1日1万2500トンの石炭を必要とするが、その内の80%、1万トンは輸入石炭を用いている。石炭の通常の在庫レベルは10万-15万トンだが、今では2万-2万2000トンに下降している。Bhilaiプラントは炭鉱地帯から遠く離れ、Vizag港に隣接していることからこれまで輸入石炭に大きく依存して来た。
消息筋によると、SAILはオーストラリアの鉱業メジャー、Broken Hill Propriety(BHP)/Mount Isa Mines(MIM)/Anglo Coalと石炭購買の長期契約を結んでいるが、内2社からの供給がかなり前からストップしており、2月には供給が再開されるはずだったが、実現していない。このことが現在のコークス用炭危機の最大の原因になっている。SAILオフィシャルはコークス用炭の供給不足で生産調整を行っている事実を認めたが、「パニックは生じていない」と付言した。
[Your Comments / Unsubscribe]/[您的意见/退订]/[ご意見/配信停止]
Please do not directly reply to the e-mail address which is used for delivering the newsletter.
请别用递送新闻的邮件地址而直接回信。
メールをお届けした送信専用アドレスには返信しないで下さい。
SEAnews 掲載記事の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2003 SEAnews® All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.