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2004-03-15 ArtNo.33003
◆ペトロネット、ONGCにLNGターミナル事業への参加要請
【ムンバイ】Petronet LNG Ltd (PLL)は年間処理能力500万トンの液化天然ガス(LNG)輸入ターミナルを、有力な潜在顧客Mangalore Refineries and Petrochemicals Ltd (MRPL)の裏庭、カルナタカ州Mangaloreに建設する計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月12日報じたところによると、このほど成功裏に公募計画を完了したペトロネットは、Oil and Natural Gas Corporation(ONGC)にもマンガロールLNGターミナル事業への参加を働きかけている。最近MRPLを傘下に収めた石油・ガス探査会社は、マンガロール港付近に石油化学コンプレックスの建設を計画している。
PLLのSham Sunder技術担当取締役によると、マンガロールは成熟した港湾で、インフラ開発コストは僅かで済む。このためPLLは同港に照準を合わせており、向こう3年半で完成させる計画だ。ONGCの出資を得ることにより、MRPLの所有地を利用することも可能になる。仮にONGCの参加が得られなくてもMRPLやカルナタカ州の他の企業からLNGの大きな需要が見込める。PLLはRasgasと750万トンのガス購入契約を結んでいるが、それ以上の需要については、他のソースも物色しており、イランやイエメンからの輸入も考えられる。
グジャラート州Dahejに最近オープンした250万トンのターミナルのコストは2577クロー(US$5.7億)にのぼったが、マンガロール・ターミナルのコストはそれを下回ると見ている。PLLはダヘジ・ターミナルのキャパシティーを2倍に拡大するとともに、ケララ州Kochiに別に500万トンのターミナルを設けることを計画している。これら3つのプロジェクトは平行して進める。ダヘジ・ターミナルには4000万米ドルを追加投資し、新貯蔵施設を設ける。
年間製油能力969万トンのMRPLを所有し、それ自身年間2500万トン以上の原油を生産しているONGCはマンガロールに石油化学コンプレックスを建設する計画に着手している。同コンプレックスは年間100万トンのLNGを原料として使用する可能性がある。その実PLLに12.5%出資しているONGCは、ダヘジLNGターミナルにC2(メタン)とC3(プロパン)抽出プラントを建設している。MRPL自体LNGの大きな需要を創出するものと見られ、この他カルナタカ州内の発電施設にLNGの大きな需要が見込めると言う。
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