SEAnews 2004-04-07 ArtNo.33143

【ヴィシャカパトナム】アンドラプラデシュ州Visakhapatnamに設けたVisakhapatnam Steel Plant(VSP)を経営する国営鉄鋼会社Rashtriya Ispat Nigam Ltd (RINL)は2004－05年に熔銑(hot metal)420万トンを生産すること等を目標に掲げた覚書を鉄鋼省と交換した｡
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダードが4月3日報じたところによると、以上の生産目標は2003－04年度実績を3％以上上回っており、設備稼働率は124％に達することになる。
鉄鋼省はNational Mineral Development Corporation (NMDC)がチャッティースガル州Bailadilla鉱山で採掘した鉄鉱石によりＶＳＰの需要を全量賄うことを認めた｡
鉄鋼省は、鉱業省／チャッティースガル州政府／オリッサ州政府／ジャールカンド州政府に対し、同3州内にＶＳＰが独自の鉄鉱山を開発することを支援するよう求める方針だ｡
一方、エコノミック・タイムズとヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月4／5日報じたところによると、ＶＳＰの2003－04年の営業額は前年比22％増の6174クロー(US$14.11億)、粗利益は前年比84％増の2023クロー(US$4.62億)、純益は前年比192％増の1521クロー(US$3.48億)と、過去最高をマークした｡
国内販売は前年比21％増の5406クロー(US$12.355億)、輸出売上げは同28％増の768クロー(US$1.755億)に達した｡
また生産面でも熔銑の年産量は405万トン、熔鋼(liquid steel)は351万トン、販売可能な鉄鋼製品(saleable steel)は317万トンと、過去最高のパフォーマンスを実現した｡
2003年11月に負債ゼロとなったＶＳＰの通年の利子支出は50クロー(US$1143万)に縮小、従業員1人当たりの生産量も262トンと、国内総合鉄鋼メーカー中最高水準をマークした。