SEAnews 2004-04-23 ArtNo.33237

【チェンナイ】光洋精工と地元Sonaの合弁会社Sona Koyo Steering Systems Ltd (SKSSL)は、タミールナド州Chennai工場に18クロー(US$411万)を投じパワー・ステアリングの新組み立てラインを増設する。
インディアン・エクスプレスが4月20日伝えたところによると、当初の年産能力は11万ユニットだが、その後5クロー(US$114万)を追加投資、2007年までに15万ユニットに拡張する。増産されたパワー・ステアリングはHyundai Motor India Ltd (HMIL)に納入される。
ＳＫＳＳＬは1998年にチェンナイ近郊Sriperumbudurに工場を設け、南部地区における営業を開始、生産したステアリング・コラムをＨＭＩＬに納入して来た。
ＳＫＳＳＬは今年1月以来15クロー(US$343万)を投じチェンナイ工場にやはりステアリング・ギアの製造を手掛ける輸出志向ユニット(EOU)も建設中で、こちらは今年7月乃至8月に稼働する。試験生産が既に開始されており、米国の光洋精工に製品を送付し、検査を受けている。ＥＯＵの当初年産能力は25万8000ユニットで、その後毎年拡張、2007年には45万ユニットの生産を目指す｡ＥＯＵで生産されたステアリング・ギアは全て輸出される。ＳＫＳＳＬのSurinder Kapur会長兼ＭＤによると、45万ユニットの内、25万ユニットは光洋精工に、15万ユニットは米国General Motorsに、11万ユニットは某韓国企業に、それぞれ納入される。
輸出売上げは2005年に33クロー(US$754万)、2006年に65クロー(US$1486万)が見込まれ、2007年までに100クロー(US$2285万)の達成を目指す。現在の手持ち受注からすれば、2007年の輸出売上げは70クロー(US$1600万)前後に達するため、他の輸出市場を開拓すれば100クローの大台に乗るものと見られる｡
ＴＱＭ(Total Quality Management)を導入し2003年にデミング賞を受賞したＳＫＳＳＬの2003－04年の売上げは280クロー(US$6399万)、純益は12クロー(US$274万)をマークしたもようで、2004－05年には350クロー(US$7999万)の売上げ達成を目指している。