SEAnews 2004-05-03 ArtNo.33293

【ムンバイ】AV Birlaグループの旗艦、Hindalco Industries Ltd(HIL)はオーストラリアの2鉱山Nifty及びMount Gordonに続き、第3の銅鉱山買収を目指し、ターゲットを物色している。
インディアン・エクスプレスが4月29日報じたところによると、ＨＩＬのDebu Bhattacharya重役(MD)は同紙に以上の消息を語った｡それによると、既に5つの鉱山をリストアップし、評価を進めている。処理料(treatment charge)と製錬料(refining charge)が軟化している今、第3の鉱山買収は、銅精鉱(copper concentrate)需要を満たし、ＨＩＬの競争力強化に寄与する。銅精錬ビジネスは困難な時期を乗り切ろうとしている。それは決して鉱山買収だけで実現されるものではなく、様々な施策を要する。
アナリストらは、「今は鉱山買収の好機で、今日の市場環境にも適している。買収は生産の拡大につながる」と評価している。昨年クイーンズランドのMount Gordonを2100万Ａドルで買収したＨＩＬは、それに先だってウェスタン・オーストラリアのNifty鉱山を7980万Ａドルで買収している。