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2004-05-19 ArtNo.33398
◆ガンディー女史、首相就任辞退、マンモハン元蔵相を推薦
【ニューデリー】最近の総選挙でインド人民党(BJP)を中心にした全国民主連盟(NDA)政権が敗退すると言う波乱を経験したインド政界は、Sonia Gandhi国民会議派党首が昨日(5/18)、次期首相就任を辞退したことから再度深刻な激震に見舞われた。
インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月19日報じたところによれば、ガンディ女史はこの日、国民会議派議員を前に次期首相就任を辞退し、同女史の出生を巡る論争に終止符を打つとともに、より多くの友党が新政権に加わることを望む意向を表明した。女史は「世俗主義政権と貧しいものを擁護することが自らの使命であり、首相の座につくことは自分の目標ではない。自分はこれまで常に良心の命じるところに従って出処進退を決めて来たが、今日良心は首相就任を辞退するよう自分に求めた」と語った。
女史が以上の談話を行う過程で、四方から失望と、翻意を促す声が生じ、スピーチを続けられない状況に立ち至った。女史はその後、考える時間と、最終方針を下す権限を与えるよう求め、出席者の了承を得た。
しかし各紙は女史が考え直す可能性は少ないものと予想、仮にガンディ女史が就任を固辞するなら、十数年前に蔵相として経済開放政策を推進した国民会議派の古参リーダーで、女史も推薦するManmohan Sing氏が首班に指名される可能性が最も高いと予想している。またその場合、第12次財務委員会議長を務めるC Rangarajan氏が蔵相を引き受ける可能性も予想さると言う。
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