SEAnews 2004-06-07 ArtNo.33507

【ハイデラバード】カルナタカ州Bangalore拠点のハーバル・ヘルスケア製品メジャー、Himalaya Drug Company(HDC)は、2004－05年度に消費者保健部門(consumer health division)の50％成長達成を目指している。消費者保健部門は2003－04年度の同社営業額350クロー(US$7726万)に45クロー(US$993万)貢献した｡
ビジネス・スタンダードが6月2日報じたところによると、ＨＤＣは1日、ハイデラバードでハーバル・シャーベット(sharbat)“Shahicool ”及び“gripe water(夜泣き治療薬)”製品を発売した。ハーバル・シャーベット製品は700ｍｌボトル入りが70ルピー、グライプ・ウォーターは125ｍｌボトル入りが25ルピー。これらの製品の発売により消費者保健部門のポートフォリオは6製品に拡大した。ＨＤＣのRavi Prasad社長兼ＣＥＯによると、今会計年度発売する一連の新製品により、消費者保健部門の50％の成長実現を目指す｡
ＨＤＣのR V Ramanビジネス主任によると、グライプ・ウォーターの市場規模は20クロー(US$442万)と見積もられ、目下1社により独占されている。ＨＤＣは初年度に10％のシェア獲得を目指す。
ＨＤＣの2004年3月期年商は350クローで、今年度は400クロー(US$8830万)を見込んでいる。Prasad氏によると、165クロー(US$3642万)を投じてバンガロールに建設中の製造施設が2005年末までに完成すれば、同社の営業額は年率25％の成長が見込め、これは業界平均の8－10％の成長を上回る。同社は現在国内に57店、海外に3店存在する専門店を、今年内に国内75店、海外6店に増設することも計画している。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン6月3日、Prasad氏の言を引用し伝えたところによると、ＨＤＣはハーバル薬品の特許権を取得する計画はない。特許権を申請する際には製法の詳細を明らかにせねばならず、最終的に他社の参入を招く。コカコーラは特許権を取得していないが、そのことで何ら影響を受けていない。ＨＤＣはその製品の製法を秘伝として維持する方針と言う。