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2004-06-09 ArtNo.33530
◆発電計画8件7300MWの融資交渉近く合意
【ニューデリー】銀行・金融機関は次期ラウンドの会議で合計キャパシティー7300MW(メガワット)、総コスト2万5000クロー(US$55.19億)の発電プロジェクト8件の金融アレンジを完成(financial closure)させることを目指している。
ビジネス・スタンダードが6月7日、金融機関筋の言として報じたところによると金融アレンジがほぼ完了しているものには、1)Relianceグループがウッタルプラデシュ州Dadriで計画する3740MWのプロジェクト、2)Torrent Powerがグジャラート州で計画する1050MWのプロジェクト、3)ジャム&カシミール州Bagliharにおける450MWプロジェクト、4)Jindal Thermal Powerがカルナタカ州で計画する500MWのプロジェクトが含まれる。融資金利は8-9%で、返済期限は10年以上となっている。
この他別に9件、総額1万4000クロー(US$30.91億)のプロジェクトも検討されている。これらの金融アレンジの見通しがまだ立っていないプロジェクトには、Jaiprakashグループの400MW水力発電プロジェクト、LancoがKondapalliで計画する360MWのプロジェクト、370MWのVemgiri Powerプロジェクト、Dhramshila Powerプロジェクト、カルナタカ州におけるKatriya水力発電プロジェクト、Terra Energy、National Hydroelectric Power Corporationの複数のプロジェクトが含まれる。
去る6月2日、P Chidambaram蔵相は「過去2ヶ月半の間に合計キャパシティー3700MWの発電プロジェクト6件の金融アレンジが完成、別に10件のプロジェクトにパイプラインが敷かれている」と語った。一方、PM Sayeed電力相は合計キャパシティー8000MWの民間プロジェクトの金融アレンジのデッドラインを6月末に設定した。
銀行界筋によると、インド政府は発電能力の迅速な拡大確保を目指している。しかしプロモーターの自己資本投入額に関するコミットメント等、依然としていくつかの問題が残されており、向こう数週間に解決策を見出さねばならない。
Jindal Thermalのカルナタカ州におけるプロジェクトやTorrentのプロジェクトについては、政府と銀行はデッドラインを既に何度か繰り延べており、5月の期限も守ることができなかった。この他、先月までに金融アレンジを完成することが目指されていたが、果たせなかったものには、1000MWのMangalore火力発電プロジェクト、Jindal Powerがプロモーターを務める550MWのRaigarhプロジェクト、チャッティースガル州における250MWのPathadi火力発電プロジェクトが含まれる。
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