【アーマダバード】中国最大のモーターサイクル・メーカー、Chongqing Lifan Industry Group(CLIG:重慶力帆実業集団)は、インドの地場二輪・三輪車メーカーBajaj Auto Ltd(BAL)の裏庭、マハラシュトラ州Puneにインドにおける拠点を設ける準備を進めている。
エコノミック・タイムズが6月15日、業界筋の言として伝えたところによると、ＣＬＩＧはインドに子会社を設け、モーターサイクル、モーターサイクル・エンジン、モーター・ボート、スクーター、発電機、自動車エンジン(CNG/LPGを含む)、芝刈り機、トラクター、電動耕耘バイク(electrical bike tillers)等を出荷することを計画している。インドにおける部品／コンポーネントの調達、ある種の製品の中国からの輸入を手掛けることも、インド当局に申請している。ＣＬＩＧのインド市場進出は、これらの業務に関する認可が得られるか否かにかかっている。自動車部門に対する外国直接投資は自動認可ルートを通じて処理されるが、ＣＬＩＧは外国投資促進局(FIPB)に認可を求めている。
ＣＬＩＧは、モーターサイクルの出荷を当面の目標にしているが、将来は他の領域を開拓することも計画している。ＣＬＩＧは傘下に10企業を擁し、エンジン200万ユニット、モーターサイクル100万ユニットを生産、金融、証券、不動産も手掛けている。2003年の営業額は46億人民元、輸出売上げは2億300万米ドルで、東南アジア、西アジア、欧州、アフリカ、南アメリカの70ヵ国にその製品を輸出している。