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2004-07-21 ArtNo.33789
◆ビルラ一族、会長夫人の遺言巡りLodha共同会長と法廷闘争も
【コルカタ】M P Birlaグループのメンバーは、地裁やカルカッタ高裁にそれぞれ遺言執行手続きの差し止めを申請、M P Birla元会長の夫人で最近亡くなったPriyamvada Birla会長の遺言により5000クロー(US$11.04億)余りの資産の相続を受けたと宣言したR. S. Lodha共同会長兼公認会計士が遺言執行手続きをとった際に、意見を述べる準備を整えている。
ザ・ヒンドゥー、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダードが7月18/19日報じたところによると、R. S. Lodha氏は去る7月12日、ビルラ一族のメンバーに対し、同氏に資産を譲渡することを指示するPriyamvada Birla夫人の遺言が存在することを明らかにしたとされる。MPビルラ夫妻には子供がなかった。
ビルラ一族はLodha氏の以上の報告を受けた後、弁護士と善後策を協議した。その結果、“遺言書の真偽”、“故人の遺志の正当性”、“一族メンバーが遺言作成に誰一人関与しなかった理由”、“遺言の作成に何れかのパーティーが影響力を及ぼさなかったか”、“Lodha氏が遺言の執行者と受益者の双方を兼ねることは妥当か”と言った点を質す必要があることを確認したとされる。
しかしビルラ一族筋によると、遺言書の中身、例えば何時作成されたのか、証人は誰か、その資格証明は完全かと言った点が、何一つ分からぬ現状では、直ちに法的措置を講じることはできないと言う。
これに対してLodha氏側は沈黙を守っており、同氏の子息A. V. Lodha氏はPTI通信に対し、Priyamvada Birla夫人の13日間の服喪が終了するまでコメントを控えると語ったと言う。
ちなみにRS Lodha氏はインド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)会長を務めた経歴を有し、長男のAditya氏もインド商業会議所(ICC:Indian Chamber of Commerce)会頭を2度務めた。またその弟は目下ICCの副会頭(vice-president)を務めている。
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