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2004-07-28 ArtNo.33846
◆政府、全てのワクチンの国産化目指しR&D奨励
【ニューデリー】インド政府は、主要な疾病のワクチン全てを国産化することを目指し、この方面の研究開発(R&D)活動を奨励する計画だ。
インディアン・エクスプレスが7月27日報じたところによると、生物工学局(DOB:department of biotechnology)のMK Bhan次長(secretary)は同紙に以上の消息を語った。それによると計画の趣旨は、ワクチンの国内開発を可能にし、目下輸入に依存しているワクチンを国産化、コスト・ダウンすることにある。
公共・民間協力フレームワーク下に、この方面の研究開発(R&D)活動に対する内外の投資を促進する狙いから、政府はワクチン開発のプロセスや監督規則の合理化にも努める。インド政府は、国内バイオテクノロジー産業を振興する上からも、ワクチンの開発を優先している。取り分けコレラ、下痢、マラリア、狂犬病、髄膜炎、エイズ、結核、子宮癌のワクチン及び混合ワクチンの開発が奨励される。
ワクチンの開発には、基礎研究/臨床試験/評価/認証手続き/企業による製造等のプロセスを含め一般に7-8年を要する。DOBはこうしたプロセスを合理化し、ハッスル・フリーなものにすることを目指している。様々な専門病院と提携し、臨床試験グループを組織することも提案している。この点に関してはインド医学研究評議会(ICMR:Indian Council of Medical Research)とも密接な協力態勢を組む。
ワクチン開発は薬品開発同様、国内バイオテック産業に大きな成長の機会を提供する。科学技術省は既に150クロー(US$3311万)の薬品開発基金(drug development fund)を設立、この方面のR&D活動を奨励している。
この他、診断学領域の技術開発は、もう一つの優先領域で、自己診断キットの開発に関する5-6件のプログラムが準備されている。さしたる機器を必要とせぬ簡便で低コストな診断キットの輸出はバイオテック企業の良好な収入源になり得ると言う。
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