SEAnews 2004-08-02 ArtNo.33865

【ニューデリー】デリーを拠点に不動産開発や建設事業を手掛けるＤＬＦグループ傘下のDLF Universal Ltdは、Malaysia Airports Holding Berhard(MAHB)と手を結びデリー空港の再開発プロジェクトに入札意向書(EOI:expression of interest)を提出した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月30日報じたところによると、コンソーシアムの主任を務めるＤＬＦのA.S. Minocha顧問は同紙に以上の消息を語った｡それによると、向こう7－10年間の資本支出は4000－5000クロー(US$8.65億-10.81億)と見積もられる。この種のプロジェクトの負債／自己資本比率は一般に1：2だが、銀行の判断にかかっている。
左派政党やインド空港局(AAI:Airports Authority of India)職員の反対に触れ、同氏は「直接・間接に20万－30万人の就業機会が創出され、働くものは皆職を得ることができる」と述べた。
同じコンソーシアムを通じてタミールナド州のChennai空港再開発計画にも入札するか否かについて、Minocha氏は、デリー空港事業後すぐ入札が募集されるならＤＬＦはＭＡＨＢに入札を見合わせるようアドバイスするが、もし時間的ゆとりがあれば、再度手を携えて入札する可能性を検討すると語った｡