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2004-08-02 ArtNo.33867
◆熱間圧延鋼の値上がり間近
【ムンバイ】米国市場におけるトン当たり価格が過去10日間に少なくとも100米ドルジャンプ、750-780米ドルをマークする中、熱間圧延鋼の国際価格は青天井の上昇を見ている。こうした中で業界筋は、国内価格の上昇を予想するが、鉄鋼メーカーは既に主要顧客との間で向こう数ヶ月の納入価格を取り決めているため、何時それが生じるかについてはコメントを控えている。
ビジネス・スタンダードが7月30日伝えたところによると、業界関係者は、値上げ幅はトン当たり1000ルピー前後、値上げ後の熱間圧延コイル(HRC)のトン当たり価格は3万ルピーに達すると予想する。国内鉄鋼メジャーはまだ誰も値上げを表明していないが、指導的鉄鋼会社の某幹部は「我々は二三日中に価格に見直しを加える」と語った。アナリストらは「鉄鋼会社は直接値上げすることはせず、これまで顧客に提供して来た値引きや奨励措置の廃止を通じ、実質的値上げを行うだろう」と予想する。
ディーラー筋は「条鋼製品については、好需要でサプライヤーの在庫が逼迫していることから、数日中にトン当たり1500ルピー前後値上がりするだろう」と予想した。
欧州市場ではHRCのトン当たり価格は630-650米ドルだが、中国ではまだ580米ドル前後で取引されている。アナリストは、「今回の国際価格の上昇と中国は無関係だが、仮に中国方面の需要が拡大すれば、一層の値上がりも予想される」としている。
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