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2004-09-20 ArtNo.34163
◆鉄鋼産業不良債権が金融機関の豊穣な利子収入源に変身
【ニューデリー】鉄鋼業界は2年前には金融機関が抱える不良債権の最大部分を占めていたが、今や最も豊穣な利子収入源に転換、昨年(2003-04)鉄鋼企業トップ10社により支払われた利子総額は2500クロー(US$5.45億)前後に達した。
エコノミック・タイムズが9月17日報じたところによると、国内企業の中期ターム・ローンの利子率は現在7%を下回っているが、鉄鋼産業が抱える未返済ローンの金利は、その2倍の14%にのぼる。
中でもSteel Authority of India Ltd(SAIL)が昨年支払った利子は899クロー(US$1.96億)とトップ、以下、Jindal Vijaynagar Steel Ltd(JVSL)409クロー(US$8917万)、Essar Steel Ltd(ESL)398クロー(US$8678万)と続く。
銀行/金融機関の中ではIndustrial Development Bank of India(IDBI)とICICI Bankが、鉄鋼産業に最大のエクスポージャーを有し、最も大きな恩恵を享受している。金利が下降線を辿る今、鉄鋼産業は金融業界にとって最も豊穣な利子収入源になっている。
とは言え、鉄鋼業界により支払われた利子総額は過去数年顕著に下降しており、例えば2001-02年に支払われた額は4300クロー(US$9.375億)にのぼった。鉄鋼会社は今や莫大なキャッシュ・フローを梃子にハイコストな借入を前倒し返済しており、2004年6月期四半期に鉄鋼会社トップ6社-SAIL/Tata Iron and Steel Company Ltd(Tisco)/JVSL/Jindal Iron & Steel/ESL-が支払った利子総額は、前年同期を10%下回った。またRashtriya Ispat Nigamを含む鉄鋼会社トップ10社が2003-04年に支払った利子総額は前年に比べ50%下降した。
利子収入の他、IDBI、Industrial Finance Corporation of India(IFCI)、ICICI Bank等は、証券市場における鉄鋼銘柄の最近の急騰でも恩恵を受けている。これらの銀行は、鉄鋼企業の債務再編に際して、鉄鋼銘柄が歴史的な安値を記録していた時期に債権の大きな部分を株式に転換したが、今や株価は当時の10倍以上に上昇している。
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