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2004-10-04 ArtNo.34256
◆SAIL、BHP Billitonと戦略提携覚書交換
【ムンバイ】インド最大の製鉄会社国営Steel Authority of India Ltd(SAIL)と世界最大の鉱山会社BHP-Billitonは9月29日、インド国内及び海外において鉄鉱石と石炭資源を共同開発する戦略提携を結んだ。
ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月30日/10月1日、伝えたところによると、この日取り交わされた覚書の下、SAILはコークスの長期供給を確保でき、BHPはインドにおける鉄鉱資源の開発に従事できる。
SAIL幹部によると、同社はBHP-Billitonの複数の炭坑の10-15%のシェアを譲り受け、石炭の長期供給を確保出来る他、必要に応じBHPからコークス用炭を購入できる。
BHPはインド国内の鉄鉱山をSAILと合弁開発し、探査/採掘/選鉱等に関わる技術を供与する。採掘された鉄鉱石はSAILがキャプティブ用途に使用する。
SAILは年間1300万トンのコークス用炭を必要とし、内900万トンを輸入しているが、その拡張計画の下、鉄鉱石需要は飛躍的に増加する。同社は最近2万5000クロー(US$54.5億)を投じ2011-12年までに年間製造能力を2000万トンに拡張する計画を発表している。
SAILとBHP-Billitonはジャールカンド州のChiria/Gua両鉄鉱山の開発を共同で手掛けるものと見られる。国内最大級のChiria鉱山はSAILが完全出資するIndian Iron & Steel Companyが開発権を保持しており、後者は近く親会社に合併される見通しだ。
ちなみにBHPは、これ以前に韓国のPohang Iron and Steel Co(浦項)と共同でオリッサ州の鉄鋼資源を開発する計画を明らかにしていた。
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