SEAnews 2004-10-06 ArtNo.34272

【コルカタ】Kamdhenu Ispat Group(KIG)は、鉄筋(reinforced steel bars)の製造能力を強化する狙いから54クロー(US$1177万)を投じ西ベンガル州／ジャム＆カシミール州／グジャラート州にそれぞれ製造施設を設ける。
エコノミック・タイムズとインディアン・エクスプレスが10月3／4日伝えたところによると、Kamdhenu Ispat Ltd(KIL)のSatish Aggarwal会長は3日記者会見し以上の消息を語った。それによると西ベンガル州Howrah県Chamrailに設けられる工場は、地元合弁パートナーVeenita Projects Pvt Ltdの既存工場に6クロー(US$131万)を追加投資し、近代化及び拡張工事を施すもので、間もなく稼働する。残りの2工場もその後暫くして操業を開始する。グジャラート州Gandhinagarには40クロー(US$872万)を投じ新工場を設ける。また向こう8ヶ月間にJammuに設ける工場には8クロー(US$174万)を投資する。
これら3工場を設けることにより、ＴＭＴ(thermo-mechanically treated)バーの年産能力が現在の15万メートル・トンから37万メートル・トンに拡大する。
ＫＩＧの2003－04年グループ売上は221.78クロー(US$4835万)で、2004－05年の売上は300クロー(US$6541万)に達する見通しだ｡
ＫＩＬはまた亜鉛鍍金鉄筋(galvanised steel bars)等の新製品の輸出市場を開拓することも検討している。同社はラジャスタン州に新ユニットを設け、輸出市場向けに亜鉛鍍金鉄筋を製造することを計画しており、既に米国、欧州、中東諸国から引き合いを得ている。
西ベンガル州Chamrailに設ける工場はインド東部及び東北市場に進出する橋頭堡の役割を務め、当初8－25ミリの鉄筋7万トンの製造能力を備える。向こう2年間にブランド品市場の約25％のシェア獲得を目指しており、また需要次第では西ベンガル州Kolkataに別の新工場を設ける。
デリーではブランド鉄筋市場の45％、ハリヤナ州／パンジャブ州／ヒマチャルプラデシュ州では40％、ラジャスタン州／ウッタルプラデシュ州では35％のシェアを占めていると言う。