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2004-12-01 ArtNo.34616
◆アンバニ一族内紛で石油化学業界の先行きに不安
【ムンバイ】Reliance Industries Ltd(RIL)を率いるAmbani一族の内紛は、ポリマー、ポリエステル、化学産業の先行きに不透明感を生じさせている。RILによるこれら産業の独占は既に20年以上にわたる。
エコノミック・タイムズが11月29日報じたところによると、RILに原料供給を依存する企業は、長期的操業に影響が生じないかと懸念を抱き始めている。プラスチック加工業者はRILからポリマーの供給を受け、化学企業はベンゼンやトルエンをRILから購入しているが、現在までのところ問題は生じていない。しかしRILからポリマーの供給を受けている某企業の幹部は「長期的に安定した操業を維持する上から代替ソースに関して真剣に研究している」と語った。
取締役会レベルの混乱は、管理職の経営判断を鈍らせ、日常業務にある種の断絶を生じさせる恐れがある。またJamnagar及びHaziraプラントの拡張計画が遅延するなら、競争者が漁夫の利を得ることになる。
某化学企業の幹部は「エンド・ユーザーに誤ったシグナルを発する恐れがあり、我々は事態の推移を注意深く見守っている」と語った。
もしRILの顧客が代替ソースを物色するようになるなら、多国籍サプライヤーは恩恵を被る。既にポリマーの輸入は過去数ヶ月持続的拡大を見ている。ポリマーの国際価格は下降しており、バイヤーが輸入を選択する環境が醸成されている。Borealis等の多国籍ポリマー・サプライヤーは既にインドにオフィスを設けており、この機に乗じて市場開拓を積極化するものと見られる。
某プラスチック加工業者は「ポリマーの国際価格は下降しており、GAILやHaldiaも設備拡張を図っている。このためビジネスに大きな影響が生じる恐れはない」と語った。
小規模ポリマー・メーカー筋は「もしアンバニ兄弟が問題を法廷に持ち出すなら、RILの操業に影響が生じる。これは我々のような小規模プレーヤーの助けになる」とコメントした。
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