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2004-12-03 ArtNo.34634
◆シャープ、複写機の製造/ソフト事業の拡大検討
【バンガロール】シャープはインドをハンディーな投資地あるいは業務拠点として注目しており、カルナタカ州Bangaloreにソフトウェア・センターを設置するとともに、インドでデジタル・コピアを製造する可能性を検討している。
エコノミック・タイムズが12月2日報じたところによると、ドキュメントシステム事業本部長を務めるシャープの井淵良明常務取締役はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、一連の製品の販売に関しても比較的高い目標を設定している。
シャープは現在中国に製造拠点を設けているが、リスクを分散する上から、デジタル・コピアの新製造拠点を物色しており、インドを候補地の1つとして検討している。とは言え最終方針は決まっていない。
ソフトウェア開発と研究開発(R&D)業務を専門に手掛ける米国の完全出資子会社は、バンガロールに総合的なキャンパスを設け、ハイエンドなR&D活動を手掛けることを計画している。目下130人が勤務している既存のバンガロール・センターは、スタッフを増員している。同センターで今後手掛けられる可能性が高い研究活動には、デジタル・コピア関連のネットワーク・セキュリティーが含まれる。コピアは益々インテリジェントなものになり、暗号化されたデータ等、セキュリティー機能が重視されつつある。
市場調査会社IDCによると、インドでは2003年を通じて1万7659台のデジタル・コピアが販売され、2004年の販売台数は2万3000台に達するものと予想される。アナリストらによるとシャープの市場シェアは10%前後と見られ、同市場をリードするCanonやXeroxに大きく後れを取っている。しかし同社オフィシャルは来年は5%ほどシェアを上乗せできるものと予想した。
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