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2004-12-10 ArtNo.34674
◆Bhilai Steel、来年は設備拡張にUS$11億投資
【コルカタ】国営鉄鋼会社Steel Authority of India Ltd (SAIL)傘下のBhilai Steel Plant (BSP)は、親会社の総合的投資計画の一環として、2005-06年の間に、第3鉄鋼溶解設備(SMS:Steel Melting Shop)の建設/連続鋳造(continuous casting)技術の全面的導入/小規模鋼帯製造施設(compact strip mill)の設置/線材棒鋼製造施設(bar and rod mill)の建設に5000クロー(US$11.31億)を投資する。
ザ・ヒンドゥーとヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月7/8日伝えたところによると、BSPのR.P. Singh重役(MD)はこのほど以上の計画を明らかにした。それによるとSAILの投資計画の下、BSPはほぼ9000クロー(US$20.35億)を投じ2012年までに熔銑(hot metal)の年間キャパシティーを現在の500万トンから700万トンに拡大する。投資計画が完了した際には、BSPは連続鋳造方式のみによりスチールを生産することになる。また半完成品(semi-finished products)の総生産量に占めるシェアは現在の26-27%から6%に縮小する。
5000クローの投資計画については、コンサルタントを務めるMetallurgical & Engineering Consultants India Ltd(Mecon)が2、3ヶ月以内に報告書を作成する。同報告書はIndustrial Finance Corporation of India(IFCI)の審査を受けた後、SAIL取締役会に提出され、4-5ヶ月後には計画の実行が可能になるものと見られる。同プロジェクト完成後、BSP製品の条鋼と鋼板の比率は、現在の74:26から53:47に変化する。
建設が予定される年産120万トンの熱間圧延(HR)コイル製造施設では、厚さ最低0.8mmの鋼板が製造され、自動車産業や大型家電メーカーへの納入が目指される。
最近78mのレールの製造を開始したBSPは、260mのレールを製造することも計画している。この他、大口径鋼管の製造も予定している。
一方、チャッティースガル州Dallirajharaの鉄鉱資源は間もなく枯渇する見通しだ。Dallirajhara鉱山の残余寿命は僅か7年と見積もられており、同州Rowghatを代替地として鉄鋼資源を開発する予定だったが、森林省との交渉が膠着状態に陥っている。しかし首席大臣と中央政府閣僚の話し合いの進展も伝えられており、BSPはRowghat鉱山の開発許可が早期に下りるよう期待している。Rowghat鉱山には5億トンの鉄鉱資源が存在するものと見られる。Indian Iron & Steel Coが所有するジャールカンド州Chiriaの鉱山の開発もオプションとして検討している。この他、National Mineral Development Corporationが経営するチャッティースガル州Bailadilaの鉱山から鉄鉱石を購入することも検討されているが、コストが嵩むため、収益性に問題が生じると言う。
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