【ニューデリー】Steel Authority of India Ltd (SAIL)は、急成長する自動車用スチール(automotive-grade steel)部門に進出するためビハール州Bokaroプラントにおけるパイロット・プロジェクトに着手した。
インディアン・エクスプレスが1月7日伝えたところによると、SAILのDebjit Rath法人業務担当主任(corporate affairs chief)は「超深絞り用鋼(extra deep drawing steel=automotive steel)の試験生産をボカロ・プラントで進めており、我々は向こう2－3年内に同領域への本格的進出を図る」と語った。同氏によると、Maruti Udyog Ltd(MUL)等の指導的自動車メーカーはSAILの新提案に検討を加えていると言う。
SAILは、2012年までの向こう8年間に毎年平均3000クロー(US$6.89億)を投じて事業を拡張する野心的な『2012年法人計画(Corporate Plan 2012)』を立案しており、自動車用スチール製造計画もその一環と見られる。