SEAnews 2005-01-14 ArtNo.34821

【ニューデリー】昨年11月の工業生産指数(IIP:Index of Industrial Production)は203.1と、前年同月の188.2に比べ7.9％の伸びを見たが、前年同月の8.2％の成長や前月の10.1％の伸びを下回った。
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月12／13日、中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)の暫定統計数字を引用し報じたところによると、ＩＩＰの75％の比重を占める製造業の11月の伸びは8.8％(8.9%)、鉱業は2.8％(5.2%)、電力は4％(4.8%)と、何れも前年同期の伸び(括弧内数字、以下同様)を下回った。
しかし年初8ヶ月(2004/4-11)のＩＩＰ成長率は8.4％と、前年同期の6.4％を上回り、製造業8.9％(7.1%)、鉱業4.9％(4.1%)、電力6.8％(3.2%)と、サブ・カテゴリーも揃って前年同期の伸びを上回った。
主要17業種中14業種が11月にはプラス成長を記録、特に繊維部門は最高の25％をマーク、この他、いわゆるその他の製造業が22.4％、飲料・タバコ関連製品が19.3％と、好調だった。しかし皮革・毛皮製品－5.8％、木製品・家具・備品－4.3％、ジュートおよびその他の植物繊維(綿を除く)－1.4％と、これら3部門はマイナス成長を記録した。
用途に基づく分類(use-based classification)によれば、11月の消費財部門の伸びは11.4％(6.7%)と好調で、ＩＩＰ全体の牽引役を務めた。耐久消費財部門は11.4％(16%)、非耐久消費財部門も11.4％(3.7%)の伸びを見た。以下基本財部門は6.7％(5.7%)、資本財部門は10.3％(12.7%)、中間財部門は4.7％(11.3%)、それぞれ成長した。
年初8ヶ月には耐久消費財部門が15.8％(8.7%)、非耐久消費財部門が8.8％(7.9%)、資本財部門が13.5％(9.7%)、基本財部門が5.7％(4.5%)、中間財部門が7.2％(6%)の伸びを見た。