SEAnews 2005-01-28 ArtNo.34895

【ニューデリー】統一進歩連合(UPA:United Progressive Alliance)政府の道路建設アジェンダは『黄金の四辺形(Golden Quadrilateral)』プロジェクトの完成をもって落着する訳ではなく、全国幹線道路建設計画(NHDP:National Highway Development Project)は第1期、第2期プロジェクト後もとにかく続行される見通しだ。
エコノミック・タイムズが1月27日伝えたところによると、インフラ問題首相委員会(Prime Minister's Committee On Infrastructure)は向こう7年間に17万クロー(US$390.4456億)を投じて道路建設を進める方針を決めており、近く5万5000クロー(US$126.32億)のＮＨＤＰ IIIおよび7万6000クロー(US$174.55億)のＮＨＤＰ IV計画案を政府に提出する道路輸送幹線道路省は、ＮＨＤＰ VとＮＨＤＰ VIの概要も立案している。
消息筋によると、中央政府は6万4569キロのナショナル・ハイウェイを早期着工方式により段階的に建設する方針で、民間部門の参加を得る際はＢＯＴ(build-operate transfer)方式を採用する。したがって交通量が鍵になる。
ＮＨＤＰ IIIでは全長1万キロの1車線および2車線道路の改修が行われる他、州都／港湾／観光都市の道路リンクが改善される。ＮＨＤＰ IVでは北東諸州の州都と県庁所在地間の道路リンクに照準が合わされる。ＮＨＤＰ VとVIプロジェクト期間には、1000キロの新高速道路(expressways)と交通量の多い地域に5000キロの6車線道路が建設される他、環状道路／立体交差／バイパス／高架道路等の施設が設けられ、スムースな交通の流れが確保される。
この他、交通安全管理総局(Directorate of Road Safety and Traffic Management)が設置され、交通規則、事故管理策、安全対策、道路損耗防止策等が立案されると言う。