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2005-02-04 ArtNo.34950
◆コークス用炭不足で直接還元鉄/海綿鉄の需要急増も
【ランチ】計画委員会(Planning Commission)のAnwarul Hoda委員を含む鉄鋼領域の専門家らは、コークス用炭の急騰と供給不足を背景に国内鉄鋼業界における直接還元鉄(DRI:direct reduced iron)と海綿鉄の需要が急増するものと予想している。
インディアン・エクスプレスが2月1日報じたところによると、インド鋳造業者協会(IIF:Institute of Indian Foundrymen)、インド金属協会(Indian Institute of Metals)、Steel Authority of India Ltd(SAIL)傘下の鉄鋼研究開発センター(RDCIS:Research & Development Centre for Iron & Steel)が共催した『インド鉄鋼業界における海綿鉄の潜在性』と題する全国会議の席上、専門家らは以上の見通しを語った。それによると、世界のDRI生産拠点が豊富なガスに恵まれたブラジル/ベネズエラ/メキシコ/イランから非コークス用炭と鉄鉱石の産地インドにシフトするものと予想される。
RDCISのSunirmal Chakraborty常務理事(ED)によると、3つの不利な要因が国内鉄鋼メーカーに益々多くの海綿鉄の使用を強いている。
第1に高炉(blast furnace)や転炉(BOF:basic oxygen furnace)ルートでは多くのコークス用炭が必要とされ、その大きな部分が輸入に依存しているが、コークス用炭は値上がりし、供給も不安定になっている。
第2に国際市場におけるスクラップの供給が逼迫し、値上がりが生じている。スクラップはアーク炉(electric arc furnace)や高炉で、熔銑を熔鋼に転換する際用いられる。総合的鉄鋼メーカーは社内で生じたスクラップを用いて来たが、技術の向上にともない、スクラップが減少、十分な量を確保するのが難しくなっている。
第3にDRIの製造にはコークス用炭を必要とせず、インドには良質な非コークス用炭が大量に存在する。高炉に原料としてDRIを用いればコークス用炭の消費量を大幅に削減できる。
インドは2004年に850万トンのDRIを生産した。これに対して全世界の生産量は5200万トンだった。しかしインドは2010年までに年間2000万トンのDRIを生産、世界生産全体の25%を占める見通しだ。インドは2011-12年までに年間鉄鋼生産量を6000万トンに拡大することを目指している。
計画委員会のHoda氏によると、鉄鋼省は鉄鉱石供給量、ガス/石炭/電力価格、運送料等を注意深くモニターし、こうした成長の条件を確保する必要がある。取り分け、1)“標準サイズの鉄鉱石(calibrated iron ore)”、2)“石炭ベースの海綿鉄工場が必要とする良質な非コークス用炭”、3)“ガス・ベースの海綿鉄工場が受容可能な価格の十分な量の天然ガス”、4)“原料・製品の移動に必要なロジスティクス・サポート”に配慮する必要があると言う。
RDCISのSudhakar Jha主任は「高炉原料としてDRIを用いるならSAILや他の総合的鉄鋼メーカーはコストを大幅に節約できる」と語った。
しかし鉄鋼技術者として知られる、Tata Iron & Steel Company (Tisco)のAmit Chatterjee氏は「DRIは下剤のようなもので、短期間のみ使用できる」と指摘した。
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