SEAnews 2005-02-07 ArtNo.34968

【ニューデリー】香港証券取引所上場のHutchison Telecommunications International Ltd(HTML)のインド子会社Hutchison Essarグループは、複数の子会社の地元パートナー持ち分を買い取る一方、新会社Hutchison Max Telecom Ltd (HMTL)のシェアをこれらのパートナーに発行、インド事業の統合再編を行った。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルドが2月4／5日報じたところによると、新会社ＨＭＴＬの時価総額は8500クロー(19.52億)余と見積もられ、各社の出資率は、最終的にＨＴＭＬが最大の42.34％、Essarグループが26.42％、Kotak Mahindraグループが22.97％、Hindujaグループが5.11％、Max India Ltdが3.16％になる。ＨＭＴＬは最終的にHutchison Essarに改名される見通しだ。
インド第4位の移動体通信会社ＨＴＭＬは、今年6月にインドにおける移動体通信ビジネスの約10％のシェアの公開公募(IPO)を計画している。公募額は約2000クロー(US$4.59億)と見積もられ、インド・テレコム業界における公開公募としては最大規模になる。同子会社は717万9000人のユーザーを擁する。
インドの移動体通信人口は現在の4800万人以上から2005年12月末までに8000万人の大台を超えるものと予想されている。インドにおける移動体通信利用者は目下、100人に5人と、中国における100人に25人をはるかに下回る。