【バンガロール】Kinetic Motor Company Limited(KMCL)はイタリアの二輪車メーカー、Italjet製スクーターの発売を今年4月まで延期、タイに製造施設を設ける計画は棚上げした。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月6日、同社スポークスマンの言として報じたところによると、Italjet製スクーターの発売を延期したのは、市場調査がまだ完了していないため。Kineticは当初Italjet製スクーターを第3四半期(2004/10-12)に発売すると発表していた。同スポークスマンによると、市場調査は最終段階に有り、リストアップされた7モデルの内2モデル、125ｃｃのJet Setと150ｃｃのMillenniumを相前後して発売する。どちらを先に発売するかは市場調査の結果を見た上で決める。Jet Setは乗用車のようなヘッドライトを装備、Millenniumは粗野なスタイルのマキシスクーター(maxiscooter)でバイザーとツー・ステップ・シートを備えている。価格は発売日近くに決める。
またタイにおける組み立て工場の建設は、新製品が発売された後に改めて検討すると言う。
一方、Kineticは今月末から韓国Hyosung製250ｃｃモーターサイクル新モデル“Comet”の出荷を開始する。価格は17万ルピーと、インドで最も高価なモーターバイクに数えられる。ＫＭＣＬは当面500台を限定販売する計画だが、既に100％予約済みと言う。