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2005-02-11 ArtNo.34981
◆国営火力発電会社NTPC、国営石油会社IOCと合弁協議
【コルカタ】国営火力発電会社National Thermal Power Corporation (NTPC)は、国営石油会社Indian Oil Corporation (IOC)と、合弁で発電会社を設ける交渉を進めている。
ビジネス・スタンダードが2月5日、消息筋の言として報じたところによると、新合弁会社はIOCから燃料の供給を受け、発電事業を手がけることになる。同プロジェクトは、石油やガス等の代替燃料を用いた発電施設を設け、石炭への依存を軽減するNTPCの戦略の一環とされ、IOCをパートナーに選んだのは、燃料の安定供給を確保するのが目的とされる。関係交渉は1ヶ月ほど前に開始され、両社は依然合弁事業の詳細を詰めているが、NTPCは合弁会社の支配権益を握るものと見られる。NTPCは向こう数年間に実行する拡張計画をラインアップしており、今回の合弁事業もその内の1つと見られる。
NTPCは、上記の戦略の一環としてNuclear Power Corporation of India (NPCIL)とも合弁交渉を進めている。NPCILは4地区で、8件、合計7000MW(メガワット)近い核発電事業を2007-08年までに立ち上げる準備を進めており、NTPCがこれらのプロジェクトの1つに出資する可能性もある。NPCILの発電能力はこれにより2倍以上に拡大する。
NTPCはまた海外からガスを輸入することを計画しており、液化天然ガス(LNG)を輸入し、陸揚げ後再ガス化する可能性も検討している。同社はラジャスタン州Anta/ウッタルプラデシュ州Auraiya/ケララ州Kayamkulamにおける複合サイクル発電計画のためにガスを必要としている。Kayamkulamに設けられる1960MWの発電施設には200万トンのLNGもしくは天然ガスが必要とされ、NTPCは1MMBTU当たり3米ドル以下で供給を引き受ける業者を物色している。グジャラート州Kawas/Gandhar両地に建設する各1300MWの発電施設には、Reliance Industriesがアンドラプラデシュ州沖合で採取した日量1300万標準立米のガスを供給することになっている。
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