SEAnews 1995-10-11 ArtNo.3499

【ジョホール・バル】ジョホール州政府は40億Ｍドルを投じて開発が計画されているフローティング・シティー・プロジェクト及び5億Ｍドルのデサル・リゾート開発事業を予定通り進めることを認めた。
ジョホール州のアブドル・ガニ首席大臣は、去る7月には社会的経済開発を優先する立場からムヒディン・ヤシン前首席大臣時代に認可されたこれらのメガ開発プロジェクトに見直しを加えると宣言していた。ガニ首席大臣は9日の州議会の席上、スケジュール通り計画を進めることを認める考えを確認する一方、開発は政府により承認された条件に基づいて実行されねばならないと補足、またある種の配慮から民営化事業の認可手続きを凍結したことを明らかにした。同州政府は今年1～8月の間に合計14件78億2140万Ｍドルの民営化プロジェクトを認可したが、上記の2大民営化事業に関してもブミプトラの30％の出資率は維持されねば成らず、外国企業は外国投資委員会の準則を遵守せねばならないという。ちなみにフローティング・シティー計画のマスター・デベロッパー、ジョホール・コースタル・デベロプメント社(ﾊﾟｲﾙｺﾝ･ｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞの52%子会社)は同プロジェクトに参加する外国企業には100％の出資率等様々な特典が認められると宣伝していた。(LZ:10/10)